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【週報巻頭言】2021年1月31日 神さまの報いをお知らせする者(マルコ9章38~41節)

はっきり言っておく。キリストの弟子だという理由で、あなたがたに一杯の水を飲ませてくれる者は、必ずその報いを受ける。(マルコ9章41節)

イエスさまが「はっきり言っておく」と言われたこと、それはイエスさまが最も伝えたかったことという意味です。「キリストの弟子だという理由で、あなたがたに一杯の水を飲ませてくれる者は、必ずその報いを受ける」。あなたたちがキリストの弟子だという理由で、一杯の水を飲ませてくれる者は必ずその報いを受けるというのです。

一杯の水を飲ませてくれるというのは、どういう意味かというと、暑い夏にのどが渇いたとき、どうぞ、と水を飲ませてくれたらありがたい。その程度のことではありません。聖書の舞台のイスラエルは、私たちの住んでいる日本のように水が豊富ではなく、乾燥した地域ですから、水一杯がとても貴重なものです。ですから、水一杯というと、小さな親切ぐらいの意味ではなく、この地域においては命の水と言えるほどのものです。あなたがたがキリストの弟子だということで助けてくれた人に神さまは必ず報いを与えてくださるというのです。

私たちも、周りの人たちから多くの助けをいただいていると思います。特に身近な家族、友人などがそうでしょう。その人たちに助けられて、支えられて、今がある。そして、その人たちに神さまは必ず報いを与えてくださる。礼拝に送り出してくれている家族、私たちが信仰を持って生きることを受け入れてくれている家族に感謝したいと思います。その人たちに神さまは報いを与えてくださる。その報いというのは具体的にはどのようなものか分かりません。もしかすると、私たちにその神さまの報いをお知らせする役目が与えられているのかもしれません。私たちの周りにいる人たちにも神さまの報い、イエスさまの愛と赦しが与えられていること、そのことをお受けになる方がありますように祈り、伝えていきましょう。

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